「動く」と「使われる」は別です
きちんと動くのに、誰も使わないツールが出ます。 理由を並べてみると、毎回だいたい同じ4つでした。
動くのに使われない。その理由はだいたい4つに絞れます。
このレッスンが終わると、作ったものが使われない原因を、自分で見つけて直せるようになります。
きちんと動くのに、誰も使わないツールが出ます。 理由を並べてみると、毎回だいたい同じ4つでした。
一番多いのがこれです。作った本人以外、場所を覚えていません。
対策
入口を1か所に決めて、そこに全部並べます。 「あのツールどこだっけ」と探させた時点で、その日は使われません。
チャットで配ったリンクは、3日で流れます。 流れない場所(一覧ページ、ブックマーク、固定した投稿)に置きます。
月に1回しか使わないツールは、次に使うときには忘れています。
対策
画面の中に、その場で読める短い説明を置きます。 別の場所にマニュアルを作っても、読みに行きません。
入力欄のすぐ横に「ここには◯◯を入れます」と1行書くだけで、質問がかなり減ります。
最初に使ったときにエラーが出た、結果が変だった。それだけで二度と開かれません。
ここが厳しいところです
人は、一度うまくいかなかったツールを、もう一度試してくれません。 「直しました」と言っても、戻ってきてもらえないことが多いです。
対策
配る前に、自分以外の人に1回使ってもらいます。 自分は作った人なので、無意識に正しい使い方をしてしまい、詰まる場所が見えません。
見てもらうのは1人で十分です。 その人が詰まった場所が、全員が詰まる場所です。
値段が変わった、担当者が変わった、メニューが増えた。 中身が現実と合わなくなった時点で、使えないツールになります。
実際に起きたこと
同じ数字を、コードの中と説明文の2か所に手で書いていました。 片方だけ直したので、古い数字がずっと表示され続けていました。
しかも、直したつもりでいたので誰も気づきませんでした。
対策は2つあります
1. 同じことを2か所に書かない。 数字や文面は1か所にまとめ、そこを読む形にします。
2. どうしても2か所になるなら、機械で照合します。 「実際の数と、書いてある数が合っているか」を確かめる仕組みを入れておくと、 ズレた瞬間に気づけます。人の注意力に任せると、必ず見落とします。
いま使われていないツールや、これから作るものに当ててみてください。
点検する順番
うまくいくと
使われていない理由が、たいていこの4つのどれかに当たります。 当たらない場合は、そもそもその仕事に向いていなかった可能性があります。 レッスン1に戻って選び直してください。